日向山(1,660m) 南アルプス 甲斐駒ケ岳の前衛
富士見高原から甲斐駒ケ岳を望むと、その左側中腹に山肌が土砂崩れしたような部分が見えます。その部分が、日向山の雁ヶ原(がんがはら)です。
雁ヶ原には、風化した花崗岩の砂が広がりそこに岩塔が点在し、独特な景観を作っています。
目の前に突然現れる砂浜のような山頂
矢立石と呼ばれる登山口から山頂までは、1時間半くらいの行程。途中には10/1~10/9までどこまで歩いたか分かるように看板が出ているので、それを見ながら歩くとあとどれくらいか分かるでしょう。前半は、少しきつい上り坂もありますが、最後は比較的なだらかです。
最後の松林を抜けると、いきなり砂の広場が現れ視界が開け八ヶ岳が目の前に広がります。ここまで来たら「来て良かった!!」と思うに違いありません。私が歩いた時には、だいたい1時間15分で登頂できました。
日向山は、1,660mという比較的低い山ですが、(ペンションがある富士見高原は1,300m程度なので)写真で見る景色はその低さを感じさせず、かなり雄大な印象を受けます。
山頂から西方向に少し歩くと富士山も見えます。
さて、こんなに素晴らしい日向山なので、いろんな方におすすめしたいところですが、難点は矢立石の駐車場の狭さ。車10台分くらいしかなく、あとは路肩に路駐。
しかも行く途中の道は大変狭く、最後は未舗装でかなりの悪路。車が大切な方や、運転に自信がない方は、後悔するかもしれません。出来るだけ小さな車でどこにでも置ける自信がないとびっくりするかもしれません。
日向山 データ