白駒池(2,115m)

標高2,115mにある白駒池は、日本の標高2,000m以上にある池では最大の池で、早い年では9月末には紅葉のピークを迎えることがあります。ただし、ここ10年以内は温暖化の影響か、だいたい10月5日~10日前後と以前よりは紅葉のピークが遅くなった気がします。

国道299号線が開通する4月下旬は、まだ池は氷に覆われ、まわりの森も雪が積もっています。池の凍結はゴールデンウィーク頃まで見られ、雪景色も5月まで見ることが出来ます。

苔むした原生林の中の静かな池

国道299号線沿いの駐車場に車を停めて、そこから約10分ほど原生林の中を歩くことになりますが、目の前に広がる苔むした林も見どころの一つです。
白駒池は一周30分ほどで廻ることが出来、また、少し高台に登った高見石からの眺めもおすすめです。

例年11月25日から4月20日までは、国道299号線が通行止めになるので、その期間には麓から歩いて行かないと行けない場所になります。
また国道299号線が開通したばかりには、まだ、歩道には雪がたくさん残っていて、下界で桜が散ってしまったのが不思議に思えるような景色です。足下に注意しないと転倒ということになりかねないのでご注意ください。ゴールデンウィークには、観光客が来るようになりますが、雪があるなんて思わなかったとびっくりしている人も結構います。

苔むした原生林
ひっそりとした静かな森

7月、8月はハイキングに最適!池の周りは、苔むした森は、映画”もののけ姫”に出てきそうな風景です。池の周りを歩くのも気持ちがいいし、ちょっと足をのばして”高見石”まで歩くのもおすすめ。白駒池から高見石までは、早い人は30分ほど、時間がかかっても1時間以内で歩くことができるでしょう。軽登山といった感じです。

池に映る紅葉と霧も美しい
もちろん青空と紅葉も綺麗です。

10月上旬からはじまる紅葉は圧巻。八ケ岳周辺では一番早く紅葉を楽しめる場所の一つです。池の縁が真っ赤になって見物客を圧倒します。

白駒池 データ

2013年9月22日 更新