諏訪湖

長野県最大の湖である「諏訪湖」は、周囲約16km、周辺に温泉旅館や美術館、足湯などがあり、観光の拠点としても有名です。8月15日に毎年行われる「諏訪湖の花火大会」は、例年4万発もの花火が打ち上げられ、数十万人もの人が押し寄せるイベントとして知られています。かつては毎年、全面結氷しわかさぎの穴釣りやスケートなども楽しめたが、近年の温暖化で穴釣りもスケートも現在は行われていません。そのかわり禁漁ではない時期、年には、船でのわかさぎ釣りが楽しめるようになっています。

諏訪湖の御神渡り(おみわたり)

冬になり、-10度以下の日が続くと諏訪湖が全面結氷し、日中寒さが緩み、夜になると冷え込むという日々が続くと、「御神渡り」が発生する年があります。「御神渡り(おみわたり)」は、諏訪大社上社の男神「建御名方命」(たけみなかたのみこと)が、下社の女神「八坂刀売命」(やさかとめのみこと)会いに行く時に出来る道筋といわれ、湖に降りた地点を「下座(くだりまし)、上陸した地点を「上座(あがりまし)」呼ばれています。

御神渡りが発生すると諏訪市の「八剱神社」による拝観式が行われ、古くから伝わる記録を書き留めた御渡帳を元にその年の世相を占い、それを、諏訪大社を通じて宮内庁に言上、気象庁にも伝えられるそうです。

2008年の御神渡り 下諏訪側より
2008年の御神渡り 岡谷市湊より

最近は御神渡りの発生は昔に比べて少なくなり、1991年、1997年、2003年、2004年、2006年、2008年、2012年しか発生していません。

諏訪湖 データ

2013年5月2日 更新