信玄餅 vs 桔梗信玄餅山梨のお土産と言えば「信玄餅」。「信玄餅」と言ったら、ほぼ100%の人が濃いピンク色の不織布の入れ物に入ったあの有名なお土産を思い浮かべるでしょう。え??あれが「信玄餅」じゃないの?と思われた方、あの商品は「桔梗信玄餅」で、桔梗屋で販売している信玄餅。 登録商標としての「信玄餅」の名前を持つのは、山梨県北杜市白州町にある「金精軒」の「信玄餅」。 現在、信玄餅を名乗る製品は、金精軒の「信玄餅」「くるみ信玄餅」「極上 生信玄餅」、桔梗屋の「桔梗信玄餅」「桔梗信玄餅 吟造り」があります。 ラクーンでは、それぞれの製品の美味しさをお伝えするために、全部購入して食べ比べてみました。
まず、パッケージ。上段が金精軒の2製品。ノーマルの「信玄餅」も「くるみ信玄餅」も武田信玄をモチーフにしたカラフルな箱。極上生信玄餅4個パックは、プラスチックのパッケージに入った簡単な包装で極上生信玄餅のみちょっと異色な感じです。 下の段2種類は、「桔梗信玄餅」赤いイメージがあるかもしれませんが、青い包みもあるんです。模様は「武田菱」をイメージしているのでしょうか?こちらの方がシンプルで高級感がある気がします。なじみが深いので見慣れていると言うこともあるかもしれませんが、、、
中身の包装は極めて類似しています。包装を解いてみると見た目の違う点として、一番の違いは、「桔梗信玄餅 吟造り」の黒蜜の色が薄い事。それ以外の黒蜜は、並べておけば全く違いは分かりません。以前は、金精軒の「信玄餅」はきな粉が別添えで袋に入っていたようですが、現在は一緒に入っています。これは、小さな「金精軒」が、大きな「桔梗屋」に価格の面でも競争しなくてはならない為に廃止されたのかもしれません。
原料は、多く使われている原料から表記されると理解しているのですが、どうやら、これを見ると金精軒と桔梗屋の違いがまず分かります。 金精軒のお餅は、表記の通り、極上生信玄餅が一番甘みが少なく感じました。 金精軒と桔梗屋の大きな違いは、原料の餅粉の分量?桔梗屋は少なめな感じ。それに対して、重量に締める砂糖、水飴が多いように感じます。 食べた印象では、一番甘みが強かったのが、「桔梗信玄餅」ですが、こちらも原料表記通りだと思います。 きな粉の風味としては、「信玄餅」と「桔梗信玄餅」を比べると「信玄餅」の方が風味が上。 「極上生信玄餅」と「信玄餅」を比べると、「極上」の方がきめが細かく風味豊かに感じます。 桔梗屋の「吟造り」のきな粉は「黒大豆」のきな粉で、見た目にも黒い皮が入っているのが確認出来、5種類の信玄餅の中で一番風味が良かった。 黒蜜に関しては、桔梗屋の「桔梗信玄餅」の黒蜜が一番黒蜜の味が濃い感じ、金精軒の「信玄餅」の黒蜜は少し酸味を感じさせる物でした。 餅、きな粉、黒蜜を全部一緒に食べると一番甘く感じるのは「桔梗信玄餅」、「桔梗信玄餅」よりも「信玄餅」は甘みもスッキリしています。一番あっさりは「極上生信玄餅」。 「くるみ信玄餅」は、餅にくるみが入っていて、1種類だけ異色ですが、これが美味しい!くるみの香ばしさときな粉の香ばしさ、黒蜜があっていて、値段も1個当たり150円と通常のタイプの「信玄餅」「桔梗信玄餅」と比べても10円アップを抜群のコストパフォーマンス。 「桔梗信玄餅 吟造り」は、唯一「アカシアのハチミツ」が配合され、黒蜜の色も薄く、ハチミツの味を感じる事が出来ます。
金精軒の「極上 生信玄餅」も桔梗屋の「桔梗信玄餅 吟造り」も方向性は、同様で、餅の甘みを抑え、風味豊かな「きな粉」を用いて、ワンランク上の信玄餅を目指しているようです。どちらかと言うと「金精軒」の方が地元産にこだわってをアピールしている気がします。 好みがあると思いますので、ご自分でいろいろ味わって、これだ!!と思う「信玄餅」「桔梗信玄餅」を探してみてください。 |
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