富士見町 乙事のしだれ桜

ペンションから約5分程、乙事の集落の中ほどにある2本のしだれ桜です。上部は傷んでいますが、毎年4月下旬に満開となります。富士見町内の名のある桜の中では一番標高が高い場所にあり、最後に見頃を迎えます。

見頃は4月下旬

富士見町内には、「田端のしだれ桜」、「葛窪のしだれ桜」、「高森のしだれ桜」といろいろとありますが、4月下旬に咲く事もあり、ゴールデンウィークの前半でも開花しているのを見る事が出来ます。

古い姿はとても趣がありますが、周辺には多くの電線が張り巡らされていて、甲斐駒ヶ岳と一緒に撮影しようと考えても電線だらけで山の景色が死んでしまうという難点もあります。そう考えると写真を撮る方向が限られてしまうという場所でもあります。

乙事(おっこと)の名前は、宮崎駿監督の「もののけ姫」でイノシシの神様「おっこと主」の名前として日本全国に知られる事になりましたが、 「乙事」という地名を見ただけでは読める人は少ないと思います。富士見町内には、その他、「烏帽子 えぼし」「甲六 こうろく」の名前も見る事が出来ます。余談になりますが、「千と千尋の神隠し」の冒頭部、国道21号線を走るアウディから見える看板に書かれた「とちの木」という地名も、富士見町内を走る国道20号線の「小手沢」の信号機から南に曲がったところにあります。

乙事のしだれ桜 データ

  • 長野県諏訪郡富士見町乙事
  • マップ
2013年2月4日掲載  2014年9月5日