「御神渡り（おみわたり）」を判定している諏訪市の八剣神社は、1月30日の朝、25日から全面結氷している諏訪湖に出来た氷の割れ目の様子を調べ、2月2日に御神渡りの道筋を決定する拝観式を行うことを発表しました。

写真は2月1日に撮影したもので、上の写真は、岡谷市湊に出来た御神渡り。左の写真は下諏訪側の御神渡り。高さはあまり高くないものの、諏訪湖を横切って対岸に延びているのが確認できます。

御神渡りは、諏訪大社上社の男の神様「建御名方命」（たけみなかたのみこと）が、諏訪大社下社の女の神様「八坂刀売命」（やさかとめのみこと）に諏訪湖を渡って会いに行く時に出来る道筋と言われ、男の神様が、諏訪湖へ降りる場所と言われる諏訪市側を下座（くだりまし）、神様が岸へ上がったとされる下諏訪側の部分を「上座」（あがりまし）という。諏訪地方では、御神渡りの亀裂の方向などを過去の記録比べ、その年の天候、農作物の豊作・凶作、世相などを占う。